一言にいってもアバターというのは、「人型」と「人形型(その他)」に分類できると考えられる。
人型は、自分の分身を表現したり、男性が女性、女性が男性のアバターを使うことで、“なりきる”ことができる。
例えば我々の多くは一般庶民であるが、甲冑に身を包んだアバターを作成すれば騎士になりきれるし、王冠とドレスに身を包んだアバターであれば女王になりきることができる。
このように普段はなれることがないような恰好ができることがアバターの魅力である。
因みに、男性が女性アバターになりきることをネカマ、女性が男性アバターになりきることをネナベというネット用語で呼ばれている。
上記では人型のアバターについて記載したが今回は、人形型に焦点を当てて作成した。人形型で作成するにあたり、ポケットモンスターシリーズのピカチュウやカービィ、ゆるキャラや企業のマスコットキャラクターといったものが挙げられる。
そこで今回は、その中でもゆるキャラに焦点を当て作成した。
まずデザインを考えるにあたって、世界共通で認識されているもの・ことは何があるか考えてみた。
頭に浮かんだものは、自動車だ。自動車は世界各地で走っている乗り物だ。つまり、多くの人間が知っているということだ。だから自動車をテーマに作成を行った。
Blendrにデザインとして書き上げた画像を挿入した。これをすることにより、おおよそのサイズが分かりやすくなり作業がしやすくなった。ただ今回は真正面からの画像しか用意していなかったので、次回は真横からの画像も準備するとやりやすくなると感じた。
身体は左右対称なので、物体を軸から左か右に移動させミラーリングを行うことにより作成した。
テーマは自動車なので、ドアから腕が出ているようにしてみるといいかもしれないと思い、開いているドアから腕が出ている状態にした。ただドアの角度を垂直にしてしまったので70,80度くらいの角度にした方が良かった気がする。
さらに自動車とは言ってもスポーツカーをメインにデザインしているので、後方部にはリアウイングを装着している。そして完成したものがこれだ。
こう見ると、バレーボールのマスコットキャラクターであるバボちゃんに似ていると感じるのはここだけの話。
自分自身の動きに合わせてアバターが動くまでは至らなかったが、アニメーションとして動かす手前まで進めることができた。
動かし方としては、骨(Bone)を動かして動きをつけるといったものだ。ただ上半身から上を映すならいいが、下半身を動かすなら人型の方が動いている感はより出るかなと感じた。